住宅ローンの支払がきびしい方 1
週刊誌を見ていたら、中小企業金融円滑化法(モラトリアム法)で返済猶予の措置がとられていたのは、中小企業の事業資金だけではなく、住宅ローンも含まれるのだそうです。
モラトリアム法は、2009年から今年の3月まで施行されておりましたから、この間、住宅ローンについて利息のみ支払い、元本の支払を猶予を受けていた方もおられると思います。
今後は元本の返済を求められるようになりますが、これまで、利息だけはなんとか支払えていたという方は、支払が困難になることが予想されます。
そのような方は、安易に金策をしないで、この先ローンを支払っていくことが出来るか、十分に検討しましょう。
十分に検討しないまま、目先の期限に間に合わせるために、カードローンを利用するのは得策ではありません。いずれ、住宅ローンばかりか、カードローンの支払にも窮するようになります。それでもなんとか返済しようとがんばってしまうと、街金さらにはヤミ金からお金を借りるようになことになりかねません。
そうなってしまったら・・・・・・・
私がこれまで依頼を受けた方の中には、少なからずそういう方々がいらっしゃいました。
現在の収入で、生活費を捻出した上に、ローンを返済できるのか。
ローン以外の借り入れが減れば、返済できるか
このあたりを、今から検討しておきましょう。
次回は、マイホームを手放さずに、借入金を圧縮する方法と、そうすることのできる条件について、です。
新埼玉法律事務所では、住宅ローンの相談もお受けしています。
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