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2013年4月16日 (火)

戸籍が先か、住民票が先か ~就籍の申し立て

 世の中には戸籍を持たない人がいます。
 未成年のときに家出をして、両親と音信不通になり数十年。本籍地も、住民票のある住所も判らない。そうなってしまうと、公的に身分を証明する手段がなくなりますので、健康保険にも入れず、免許もとれず、銀行預金口座も開けません。結果、住所不定で停職にも就けないということになってしまいます。
 そういう場合、家庭裁判所に対し、就籍の申し立てをします。
 就籍の申立は、そもそも出席届が出されていなくて戸籍がないとかだけでなく、上記のようにどこかに戸籍はあるが、どこにあるか判らない場合にも認められます。
 ところで、家庭裁判所に申し立てをするときは、戸籍謄本と住民票を添付するのが普通です。就籍の申し立ては、そもそも戸籍がないから行うわけであって、戸籍謄本の添付が不要なのは当然ですが、住民票はどうでしょう。
 そもそも住民票があれば、そこには戸籍の記載がありますので、就籍の申し立てなど必要なくなります。就籍の申立をするのは住民票もないのが一般的です。
 しかし、住民票がなくてもどこかに住むことはできるので、住所を定めて役所に届ければ住民票はできるのではないかと思うわけです。とすれば、まず、住所を定めて住民票を添付して就籍の申し立てをするのかと思っていましたが、そうは問屋がおろしませんでした。
 役所は戸籍がないと住民票の届を受け付けないそうです。
 結局は、裁判所に申立人を特定できる資料を提出して、住民票に代えるという運用のようです。とりあえず、写真はてんぷするのだとか。
 申立はこれからですので、適宜問題点をご報告しようと思います。

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