お正月に見たテレビの話をもう一つ。
テレビ東京で、路線バスを乗り継いで新宿から新潟まで行くという
番組がありました。
番組になるくらいですから、簡単に新潟まで行けるわけはないのですが、その大変さというのが、乗継の連続でしんどいばかりでなく、目的地の方向にまっすぐ向かう路線がなかなか無く、どのバスに乗れば目的地に近づけるのか皆目見当がつかないところにあります。
番組でも、新宿から1日でたどり着けたのは、熊谷までで、しかも西に東に、右往左往しながら進んでおりました。
私の子供のころは、池袋から大宮までの路線とか、浦和から熊谷までの路線がありました。
現代にそんな長距離の路線はないでしょうが、池袋-戸田、戸田-浦和、浦和-大宮というように、細切れの形では残っているのではと思い、なんであんなに悪戦苦闘するのか疑問に思いましたが・・・・。
調べてみると、確かに、バスでどこかへ行こうとしても、直接そこへ向かう路線がないのが一般的なんですね。
浦和大宮間のバスを調べたのですが、両駅間を結ぶバスは皆無でした。
10年くらい前までは、旧中山道を通るルート、国道17号を通るルートなど、複数のルートがあったのですが、それらがすべて廃止になっています。
考えてみればあたりまえのことで、浦和から大宮へは、1時間に15本近い電車が運行されていますので、わざわざバスで大宮まで行く人などいません。
首都圏のバスは最寄りの駅に向かうための交通手段というのが現代の位置づけのようです。
経営という観点からいうとやむを得ない点もあるとは思いますが、それにしても、電車が止まってしまったら大変です。
国際興業バスは、東京都北部から埼玉県南部に路線をもつバス会社です。
試しに、浦和から大宮までの乗り換え案内を検索してみると、
思いもよらないルートを経由しますが、何とかたどり着けることが判りました。
ついでに、池袋から大宮も検索してみると、やはり乗り継いでたどり着けることが判明。これは逆におどろきです。
かといって、その所要時間からすると、仮にJRが止まってしまっても私は使いませんが・・・・
浦和の新埼玉法律事務所に所属しています。
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