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EF58試験塗装機の牽引列車

KATOから発売されたEF58試験塗装機セット。
50年も前の仕様であるため、一体どんな列車を牽いてたの?という方も多いかと思います。
実は、私もよく知りません。

そこで、少し調べてみました。

まず、鉄道ファン1975年10月号には、1955年当時の写真としてEF5818がブドウ色のはとを牽引している写真が掲載されてます。また、文章の形ですが、EF584は、試験塗装時に特急牽引機に指定されていたので、同機の牽くつばめ・はとが一時期ながら見られたと記載されています。

これらの試験塗装機の試験塗装当時の所属は東京機関区であり、「華麗なる特急電機EF58」によりますと、1953年11月改正の機関車運用中、東京機関区のEF58が牽引していたのは、
特急つばめ
特急はと
急行銀河(下りのみ)
急行彗星
急行月光(上りの浜松-東京間)
急行大和(上りのみ)
急行伊勢
急行瀬戸・出雲(下りのみ)
急行玄海
急行霧島
急行雲仙(上りのみ)
急行筑紫(上りのみ)
となっていますので、試験塗装機もブドウ色のつばめ・はとその他の主要急行列車を牽いていたと考えてもよいと思います。なお牽引区間は当時の電化区間である東京-名古屋間です。

その編成についてはこちら

ところで、最も関心があるのは、青大将を牽引したかどうかですが、牽引したとしても例外的だった、という記述をどこかのホームページで見たことがあります。
その理由は、31号機までのモーター(MT41)が35号機以降のモーター(MT42)より弱いからみたいなことのようでした。

つぎに、各機関車がいつまで試験塗装であったかですが、これについては明確な記述をしている本を持っていません。各機関車が全検入場したときに塗り替えられたというような記載があるだけです。
そこで、各機関車の経歴を調べてみます。

試験塗装は、全機同時に行われたのではなく、各機関車が旧車体を新車体に乗せかえる際に行なわれました。

各機関車の新車体乗せかえ時期は以下の通りです。
EF58 31 1954年3月10日
EF58 16 1954年3月30日
EF58 18 1954年8月 8日
EF58  4 1955年5月18日

乗せかえを全般検査と同視できるとすれば、全般検査は4~5年に1度行なわれたようですから、1959~1960年には試験塗装は消滅したと思われます。

次にこれらの機関車の塗り替え後5年間くらいの配属をみますと、次のとおりです。
EF58 31         
車体乗換時      東京機関区 
1956年11月18日 宮原機関区
1957年 3月14日 浜松機関区

EF58 16
車体乗換時      東京機関区
1958年 3月12日 浜松機関区

EF58 18
車体乗換時      東京機関区
1956年11月17日 浜松機関区

EF58 4
車体乗換時      東京機関区
1958年3月25日  浜松機関区

という具合で、東京機関区から浜松へ転属というパターンになっています。
青大将の牽引は、東京機関区と宮原機関区の担当ですので、浜松に転属した後は青大将は牽いていないことになります。

以上をまとめますと、試験塗装機の牽引したのは、特急つばめ、はとなどの優等列車を含むが、いずれもブドウ色の客車の時代のものということになりそうです。

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