9番線から高崎線
地域限定ネタですみません。
本日午前11時40分ころ、大宮駅で、高崎線の下り電車に乗ろうとホームに降りたときのことです。
高崎線下り電車は、8番線から発車するのですが、なぜか9番線に11:51発高崎行の表示。
なんだこりゃと思うのと同時に、運転席にかぶりつかなきゃ!!と10両編成の先頭位置へ向かいました。
大宮駅は生まれてからずっと使っていますが、9番線発車の高崎線は初めての経験。
大宮駅北側のダブルクロスを渡るところを見てやろうという魂胆です。
先頭車の位置で待っていると、屋根からぶら下がっている表示灯が点灯しだして、「抑止」のサイン。
なんだ、大宮で待たされるのかと思っていたら、アナウンスがありました。
「先ほど大宮駅構内でカラスの巣が発見されまして、運転に支障がありますので、列車の運転を見合わせて撤去作業を行ないます。作業時間は10~15分を予定しております。お客様にはご迷惑様ですが・・・」
9番線発車のシーンを見られるなら10分くらいは待ちますよ。
列車は定刻に到着し、運転席うしろに陣取りました。
抑止になったのは、送電を止めないと撤去作業が危険だからとのこと。
めずらしい抑止のサインとか見ながら、ボーッとして10分がたちました。
が一向に運転再開の放送は流れない。
撤去している作業員に、カラスが必殺の一撃でも食らわしてたんでしょうか。
撤去作業を見物できたのなら、退屈しないでしょうけど、せっかく、かぶりつき席を確保したので、作業の様子を見に行くわけにもいかず、ただぼんやり待つしかありません。
抑止となっているのは高崎線の下りだけで、宇都宮線の上下線と高崎線上りは定刻どおりに運転しています。
こんなことになると分かってたら、11;41発の特別快速に乗りやよかったなどと思い始めた12時10分頃、結局20分強待たされて、ようやく抑止解除となりました。
高崎線下りの信号が青に変わり、抑止のサインが消えました。
ベルが鳴り終わり、ドアが閉まり、いよいよ9番線から高崎線電車の発車です。
100mほどホームを走って、ホームが切れるとすぐにダブルクロス。
分岐はクロス側に変わっています。
ほとんど使わないこのダブルクロス。交差側のレールは薄く錆が浮いています。
E231系は、そんなものはものともせず、静かにクロスレールを通過し、高崎線下り本線へと渡っていきました。
9番線から発車して高崎線に渡るまでのほんの30秒程度でしたが、20分待った甲斐があったと思えるのは鉄の血のせいですね。
おそらくこのシーンは、2度と見ることはないでしょう。良いものを見せてもらいました。
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