D51750
1893 1999/6/28
「昭和初期は日本の生産力増大時期にあたり、貨物用大型機関車が不足したためそれまでのD50形を近代化した設計でなおかつ甲線・乙線にも入線できるよう軸重を軽減させた機関車がD51形である。
昭和8年に製造が始まり、昭和20年までに計1115両が作られた。標準型が一番多いが、各工場で改造されたり、戦争の影響もあり、その形態はさまざまである。D51形は日本を代表する機関車であった。」(ケースの説明文から引用。)
マイクロエースが最初に作った蒸気機関車の製品がD51です。
ライトの部分が気に入らず、発売当初は購入を見送っていましたが、SLが次々と発売されるのを見て、無視しきれなくなり購入したものです。
この機関車は集煙装置をつけています。デフレクターは、煙が横に流れて運転室にかかるのを防ぐ装置ですが、集煙装置は、逆に煙が上に上がるのを防ぐ装置です。
上り坂のトンネルに蒸気機関車が入ると、もうもうたる煙がトンネルの天井にあたり、跳ね返って下に流れます。当然キャブは煙まみれ。前が見えないだけならまだしも(それ自体大問題ですが)、機関士は息ができなくなるそうです。正に命懸けの運転。そこで、煙を上にではなく後方に出す装置が集煙装置。天井で跳ね返らないので、天井と機関車の間を流れるのだそうです。
マイクロエース A9502 D51-750
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