ク5000に自動車を載せる
ク5000は、昭和41年から製造された車運車です。
「特定の車種に限定せず、国産のあらゆる乗用車が積載できるようにした国鉄車である。1200~1900cc級は8台、800~1200ccは10台、軽自動車は12台を上下2段に積める。積みおろしは縦ホームまたは斜路を用いて自走により行なわれ、転動防止にはタイヤをおさえる簡単な固定装置を使用する。車体の色は赤3号である。」誠文堂新光社客車貨車ガイドブック228ページから引用。
ク5000は、まずトミーナインスケールで製品化され、その後KATOから決定版が発売されました。
KATO製は、積荷なしとクラウン6台付の2種が発売され、後にトリコロールカラーが発売されて、現在に至ります。なお、実車のトリコロールカラーには、モデル化された2色塗りのほか、白の入った3色塗りもありました。
KATOのトヨタクラウンは、S80~100系と呼ばれるものらしく、1975年ころのクラウンになります。
20年以上前の製品ですから比較してはかわいそうですが、昨今のカーコレクションに比べますと完成度が高いとはいえません。かといって、1台1台タッチアップするのは、気が遠くなるような話です。
それで、模型ではもっぱら回送列車を走らせていました。
ところが、先月発売の季刊Nにカーコレクションを積載した記事がありました。なんでこれに気づかなかったのだろう。これなら積載状態を簡単に再現できますね。
しかも、一時見かけなかったカーコレ第2弾が売場に並んでおりました。70~80年代の自動車輸送にうってつけてす。早速1ケース購入してまいりました。
クに積載されるのは、工場から出荷される新車なので、積載されている自動車は色は違っても皆同じ形式のものになります。
とはいえ、カーコレ1ケースに入っている同一の車種は9台ですから、車種を揃えようとすると1両あたり1ケースのカーコレが必要となります。それではあまりに不経済。どうせNですから、1mも離れれば何が載っているかわかりません。
ここは、違う車種でも気にすることなく載せてしまいましょう。
ただ、1両の「ク」に違う車種を混載することは避けたほうが良さそうです。
というわけで、1両ごとにセドリック、マークⅡ、スカイライン、セリカを載せました。
タッチアップされた自動車が乗ると実感的です。
車両ごとに車種が違っても特に違和感はありません。これなら、4両に1ケースですみます。
実車はどうかというと、ピンボケで経年変化が著しい写真で申し訳ありませんがこんなのがありました。
車がみんな後ろ向きに載っていますね。
カバーをかぶせている自動車もありました。これなら、車種が判らなくてかえって好都合だったりします。
また、JRになるころには、機関車の次位にヨ8000や空荷のク5000をつないでいました。
雨の日に、パンタの汚れが自動車に付着するのを防止するためらしいです。
その後、積み荷の自動車にカバーをかける軽工作をほどこしました。
その様子はこちら
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