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クハ68の変遷

 昨日、クハ68058について、

「クハ68として誕生し、戦時中ロングシート化されてクハ55となり、戦後さらにセミクロス改造されてクハ68に戻された車両です。
元祖クハ68ですので扉間の窓数は6個のはずなのですが、なぜか窓が5つしかありません。
・・・・・・クハ55として製造されたクハ68の特徴です」

などと書きました。

 クハ68はもともとモハ51用の制御車でしたが、ロングシート化されたのちにセミクロスに戻されたり、他形式をセミクロス化してクハ68に編入されたりして、同一形式でありながら、平妻あり、半流あり、ドア間の窓数が違っていたりしていて、非常に複雑です。

 そこで、クハ68についてちょっとまとめてみました。

Kuha68_1

 そもそものクハ68は、51系の制御車で001~020の20両が製造されました。

 またクロハ59が格下げされ、クハ68021~に編入されましたが、方針変更でロングシート化のうえクハ55に編入されることになり、一部の車両はクロハ59から直接クハ55に編入されました(55110~)。

 その後元祖クハ68とクロハ59改造のクハ68もクハ55化されました(55115~150)。

 戦後、セミクロスシート車を整備することになり、クハ55化されたものをクハ68化することになりましたが、
元の番号に戻ることはなく、

     クロハ59改造車がクハ68001~と107~の奇数向き
     クハ68改造車がクハ68024~の偶数向き

となりました。

 さらにセミクロスシート車を整備するため、クハ55として誕生した車両もセミクロスシート化することになり、

    平妻車、半流車、半流ノーシルノーヘッダーのクハ55から数両ずつ、クハ68に編入されました。

    さらに、43系制御車を3扉化して、クハ68200~に編入しました。

 というわけで、クハ68にはいろいろな形態があり、しかも番号区分がないという状況になっています。

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