オハ31系ぶどう色1号仕様
昨日思い立ったのは、オハ31系の塗装変更でした。

オハ31系は、1991年ころ買ったオハニ-オロ-オハと最近購入したオハニ-オハ-オハの計6両を持っていました。
しかしながら、KATO製品は時代考証が独特で、真相が判ってしまうと気になってしまいます。
それでいつかはぶどう色1号で塗ってやろうと思っていたわけです。
まずは、車体の分解からです。
以前は、貫通路から時計用ドライバーを差し込んで、強引に屋根を押し上げて外していましたが、最近、ぞうきんを絞る様に車体をねじると、屋根が外れることを知りました。早速試してみます。


上の写真は、正に雑巾を絞るようにひねってますが、これでは外れません。
車体内部のつめの部分を握ってるわけで、これではつめが外れないですね。
下の写真の様にデッキの部分に力がかかるようにひねると、外れやすくなりました。
ただ、1991年に買った3両はつめが固くて、屋根が少し浮いたところで、ドライバーで押し上げる必要がありました。

オハニ30は、赤帯が途中で途切れますので、塗装の前に写真を撮っておきます。
と思ったら、幌がついたままですね。
取り外そうとしましたら、接着されてました。
これを綺麗に外そうとしたら、相当の時間を要しそうです。
机の中に、いつ使うかあてのないスペアの幌のストックがありましたので、製品の幌はラジオペンチで取り去ってしまいました。

まずは、屋根にNATOブラックを吹きました。
本当は、雨の日に吹いてやると、思いっきりつやが消えてよいのですが、今日は正に塗装日和。
かなり、つやが出てしまいました。

車体にはねずみ色1号を吹きます。
特に赤帯用の赤は発色が悪いですから、下地塗りは必須です。

次は赤です。クレオスの108番、半光沢のキャラクターレッドというのを吹いてみました。
帯色の赤が吹けた段階で、次はマスキング用の帯を切り出します。

以前ご紹介した、2本のステンレススケールの間にプラ板を挟む方法です。

1mm厚のプラ板が手元に無かったので、0.5mm2枚で代用することにします。

慎重に貼り付けます。
それでも、車体のリベットがあるので、若干浮いてしまっています。
赤をもう一度吹いても、浮いた部分が塞がることはなさそうです。
塗料がマスキングテープの下に回らないよう、慎重に吹くしかないでしょう。

試しに吹いてみたところ、かなり霧が細かいです。
これなら、マスキングテープの下に回りこむことを抑えられそうです。
回りこみ防止のため、1回に吹き付ける量を少なくします。
また、雨どい側から車体のすそに向かって吹き付けます。

塗り残しがないか、確認します。窓枠の上側がやや赤っぽいですが、これを塗ろうとすれば、マスキングテープの下に塗料が回ってしまうでしょう。安全策をとって、目をつむることにしました。

いよいよマスキングテープをはがします。
回りこみは避けられたようです。

3両とも、無事、帯を表現することができました。
ただ、ぶどう色1号は、光沢がきいてますね。
超特急つばめ号の客車なら、ピカピカでも良いかもしれませんですが、オハ31系はちょっと困ります。
汚れの第一歩は光沢が消えること、というのが私の持論ですので、レタリング後につや消しトップコートを吹くことにします。
完全に乾燥するまで待って、次はレタリングです。
その様子は、また後日です。
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