グレードアップあずさ
1987年~1994年ころ?
特急「あずさ」は、東京から甲府、松本方面への足として親しまれている列車ですが、1988年ころの中央東線は並行して走る中央自動車道が松本まで開通し、高速バスとの間で苦戦を強いられるようになってきていました。それまでJRでは、軌道の強化を含めたスピードアップや本数増でサービスを競ってきましたが、1987年12月、183系電車を内装・外装ともに一新させたグレードアップ車を登場させました。
編成は6M3Tの9連。
松本寄の指定席車6両が、シートの交換やシートピッチ拡大、グリーン車シートの3列化などのグレードアップがなされました。
新宿寄3両の自由席車についても、シートの張替えなどのアコモ改造が行なわれました。
当時の時刻表では、グレードアップ編成について特別な呼称は用いられず、「デラックス車両で運転します」と表記されていました。
グレードアップ編成は1990年に8編成まで増備されましたが、1992年7月には、グレードアップ編成を中央線色(フォギーグレーを基調にアルパインブルーとファンタジーバイオレットの帯)に塗装変更することになり、順次塗り替えられました。
参考文献 鉄道ファン 1988年3月号,1994年3月号
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