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485系1000番台の整備 3

 新製時の屋根の状況についてたくさんのコメントをいただきまして、いろいろと探してみました。

 まず、銀屋根にグレイのラインが入った屋根。ご教示いただきましたとおり、鉄道ファン1995年6月号 特集:上野特急エイジに載っています。

Dsc03693
 文字の「つばさ」のヘッドマーク、銀色の運転席屋根からして新製間もないころの写真に違いありません。


Dsc03695
 また、同誌1978年11月号 特集:交直流特急電車PART2にも、グレイのラインの485系1000番台の写真がありました。

 ところで、先般TOMIXから製品化された485系1000番台は2次車であり、2次車は、グレーの屋根で登場したとのご教示をいただきました。
 恥ずかしながら、1000番台の製造途中にそのような変化があったことをまったく知りませんでしたので、少し調べてみました。

 鉄道ピクトリアル1988年7月号 485・489系特急形電車(Ⅰ)によりますと、

 昭和53年民有車両および同年第1次債務の予算名目で製造されたものが2次車と呼ばれているもので、 53年度民有車輌・53年度第1次債務車での変更は、
(1) モハ484のクーラーをAU71Bに変更
(2) 戸閉装置を183系1000番台と同じTK103に変更
(3) 一部のモハ484の主整流器をRS22からRS45AまたはBに変更
(4) 普通車のリクライニングシートをR51BN(ロック装置付)に変更
(5) 中間車にも操車係用のステップと手すりを取り付けた
(6) 直流避雷器をLA15DからLA16に変更
との記載があります。

 戸閉装置、主整流器については言葉で説明されてもちんぷんかんぷんです。

 それはともかくとして、屋根の色については記載がありませんでしたので、、写真がないかと探しましたところ、さきほどの鉄道ファン1978年11月号の130ページに、秋田における485系の動きという記事がありまして、新製間もない2次車が紹介されております。

Dsc03696
 白黒写真ではありますが、銀屋根には見えません。記事にも屋根が銀色から灰色になった旨の記述があります。

Dsc03697
 また、1次車のサロである1001~1006は2次車の1007,1008及び1051~1056とは出入台付近が異なるそうです。なるほど、行き先表示器の場所がぜんぜん違いますTOMIXの製品が2次車といわれる所以ですね。
 訂正です。上記記事の写真が説明文の順番どおりに並んでいないとのご指摘を受けました。サロ481-1002が一番下、改造車の1054が下から2番目です。また新製車である1007,1008も、1001~1006と同じ形態ということになります。ご指摘ありがとうございました。

 さて、1000番台の製造区分と配属先ですが、最初に製造された銀屋根の1000番台は、昭和50年本予算および同年第1次債務の予算名目で製造された
   サロ481-1001~1006
   モハ485,484-1001~1024
   クハ481-1001~1012
であり、これが通常1次車と呼ばれているものになります。配属は全て秋田運転区です。

 次に昭和53年10月ダイヤ改正用として
   モハ484,484-1025~1080
   クハ481-1013~1037
が製造されました。
 サロ・サシは製造されず、サロは300番台から6両改造され、サロ481-1051~1056となりました。

 これらの配属は、次のとおり。
  モハユニット
   1025~1041 盛アオ
   1042~1053 秋アキ
   1054~1068 盛アオ
   1069~1080 秋アキ
  クハ
   1013~1020 盛アオ
   1021~1026 秋アキ
   1027~1031 盛アオ
   1032~1037 秋アキ
  サロ
   1051~1056 秋アキ

 秋田運転区に配属されたものは、12両編成に組成されました。
 青森運転所に配属されたものは、従前の編成に組込まれていた0番台、200番台のモハ、クハと差し替えられ、捻出された車輌は仙台運転所と金沢運転所に転属しました。

 さらに、昭和53年第1次債務の予算区分では、
   モハ485,484-1081~1088
   クハ481-1038~1043
   サロ481-1007,1008
が製造され、12両編成に組成されて、秋田に配属されました。

 上記のとおりですので、秋田編成にするなら、モハの増結セットとサロ、サシを買い込んで12両にすることになりますが、青森の編成なら、基本セットのみ購入して、既存の200、300番台編成のモハ、クハと差し替えて遊ぶこともできるのではないでしょうか。
 基本セットをもう1つ買おうかしら。

 53年民有車両は同年8月ころから落成し、53年第2次債務車は、昭和54年4月以降の落成です。
 となると、2次車が文字のみのヘッドサインを掲げて運用についたか極めて疑問です。
 TOMIXの製品はイラスト入りのヘッドマーク専用と考えた方が良さそうです。

 最後にひばりの写真にこんなのもありました。
Dsc03698
 運転席上の屋根にご注目ください。屋根の端のみ銀色になっています。これは、清掃ブラシでふき取られたあとではありません。やはり仙台運転所の485系は、ホームから見える部分を銀色に塗っていたようです。


 さて、485系1000番台のことがだんだん判ってきました。
 どのように料理するか、思案のしどころです。


続く

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300 車両の工作」カテゴリの記事

コメント

またまた失礼いたします。

>1次車のサロである1001~1006は、2次車の1007,1008及び1051~1056とは出入台付近が異なるそうです。

とのことですが、

私の記憶が確かならば1次車のサロである1001~1006と2次車の1007,1008は確か同じ外観だと思います。

投稿: 通行人 | 2010年6月13日 (日) 午前 12時03分

こんばんは。屋根の色については私も興味深く読んでいます。通行人さんがいうように1001~1006と2次車の1007,1008は同じ外観のはず。ただし私の分析では、やはり1001-6は銀屋根、7と8はグレーと見ています。あと鉄道ファン78-11月の130Pにある写真ですが、サロの解説が上下逆になっているようです。(上が1054、下が1002)。あと2次車の外観上の特徴としてはモハ484の屋根の歩み板の横がふさがれています。床にぶら下がっているブレーキユニットの大きな箱の形状も違うようです。私もすでにやっていますが青森の編成として1000番台を混結、さらにフルで12両のつばさ・がいいと思います。ただ、私はそれであきたらず一次車とサロ481-1051を改造で作ってしまい、破産状態です。

投稿: 東北特急 | 2010年6月13日 (日) 午前 01時52分

通行人さん、ご指摘ありがとうございました。早速本文を訂正いたしました。

投稿: e231green | 2010年6月13日 (日) 午前 09時09分

東北特急さん、ご指摘ありがとうございました。

 サロ481-1001~1006の行先表示器は乗務員室窓の上にあるという認識でおりまして、鉄道ファンの記事を見てびっくりしていたところでした。以前に書いた東北特急の編成の記述を書き換えなければいけいなと思っていたところでご指摘いただき、無駄骨をおらずに済みました。ありがとうございました。

 ご教示いただいた2次形の特徴を確認しました。
 ランボードの側面が塞がれている点、ブレーキユニットの形態が違う点、次の記事でご紹介しようと思います。
 1次車に改造されたとのことですが、モハ484の屋根は悩ましいですね。
 今回、1000番台2次車の屋根と200番台のそれとを見比べてみましたが、屋上機器の形状や配管に違いがあるんですね。
 1次車と200番台の屋根上は同じでしょうか。そうであれば、200番台の屋根を調達して1次車にするという手もありそうですね。


投稿: e231green | 2010年6月13日 (日) 午前 09時25分

こんばんは、少しは役に立てたようでよかったです。
一次車と200番台の屋根上が一緒かは私も確認できていません。ただ200番台の屋根だけ持ってくると、車体に手すりが残ってしまうので、私は車掌室のある600番台(TOMIXの増結M)を買って、その車体+屋根と1000番台の床下を組合せの上、床下の機器を配置換え。ブレーキユニットはサロ(なぜかTOMIXのサロ
481-1000は一次車のそれと同じ型)から型取りして作ってみました・・・次の記事楽しみにしています

投稿: 東北特急 | 2010年6月13日 (日) 午後 06時32分

東北特急さん、力作ですね。
 600番台が4両を用意して床下にも手をいれるのですね。脱帽です。

 違いを知らぬまま銀屋根にしなくて良かったです。
 ご教示ありがとうございました。

投稿: e231green | 2010年6月14日 (月) 午前 06時12分

通りすがりの者です。今こちらも485系の東北編成をやっていて、この記事を目にしました。大分年数を経てしまっているので、今更不要な情報かも知れませんが一応。ネットで色々写真を見ていたところ、サロの1000番台のうち、2次車である1007は、モハと同様に車端部に手すりがあるのが確認出来ました。よって、おそらく1007と1008は、車体の形態は、サロ181-1100として落成したサロ481-1500や、サロ489-1000と同形態ではないかと思われます。
また、モハ484の1000番台一次車と200番台の屋根は、車端の屋根配線が集まるボックス?の位置が左右で異なりますね。

投稿: YP | 2016年8月18日 (木) 午後 09時39分

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