貨車整備 4 タキ12200の腰高対策 1

タキ12200は、カプラーが他の貨車より高い位置になっています。
この形式は台車のセンターピンから車端までの距離が短いので、カプラポケットが車軸に接触するのを防ぐため、カプラポケットを1mmくらい高い位置にしたようです。
しかし、デッキの高さはとなりのホキ5700と同じですね。軸箱の位置も同じです。どうやら、タキ12200は腰高の様に見えるものの、実際にはとりたてて腰高になっているわけではないようです。
では、どうして腰高にみえるのか。上方から見てみました。

タキ12200の方が、デッキの巾が狭いように感じます。センターピンの位置で計ってみたところ、ホキ5700が17mm、タキ12200が15mmでした。デッキの巾が狭いと、台車と台枠の間が広く見えることになるようです。また、実車の写真と見比べると、デッキ部分が薄く作ってあるように見えます。
さあ、困りました。単純に車高を下げただけでは、デッキの位置も下がってしまい、おかしなことになります。
本当に似せて作るのであれば、デッキを作り直すことになりそうですが、そこまでする気は毛頭ありません。
デッキの下にプラ板を貼って、デッキを厚く見せるか。
一朝一夕に片付く問題ではなさそうです。
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コメント
ご指摘ありがとうございます。
他の貨車と比べてみましたが、河合の貨車だけ腰高ということはありませんでした。
フランジやカプラとの干渉をクリアすることと、外観の表現の仕方のバランスに工夫が必要なようです。
投稿: e231green | 2010年8月29日 (日) 午後 12時42分
河合のタキ12200は腰高かどうかといえば腰高なんですが、
秩父セメント編成では必ず混結となるホキ5700も同じく腰高なのです。
吉岡心平氏のサイト写真を見るとわかりますが、両形式ともに模型は車輪フランジが
デッキにぶつからない高さまで持ち上げているのですね。
さらにタキ12200はタンク体の下に台枠が無い構造なので余計に腰高感が強調されて見えますね。
以前ホキ5700の車高下げを考えましたが、車輪フランジのクリアランスを考え止めました。
投稿: odakyufan | 2010年8月28日 (土) 午後 10時45分