貨車整備 21 無蓋車にカバーをかける

カバーはティッシュペーパーを使い、タミヤの缶スプレー、グレーグリーンを吹きました。乾くとコシがでてきて丈夫になりました。

さて、無蓋車のカバーについては、昔のTMSに記事がありました。1972年1月号です。

記事によれば、シートには「8.2m×4.61mのものと9.7m×4.27mの大小2種類あり、昔は麻地に油引防水のものでしたが、最近はビニロン製のもの、乃至プラスティック加工されたものになりつつ」あったそうです。
そして、「使い方としては、シートの四隅は妻板側に折り曲げること、貨車記号、車票、握り棒などは覆わないこと、降雨の場合はシートに雨水が溜まらないようシートの掛け方や貨物の積みつけ法に注意する。走行中シートがヒラヒラしないよう、ひもでしばるよう定められていた」とのことです。
さて、先ほどのシートの大きさをNゲージサイズにしますと、55mm×31mm、65mm×28mmとなります。
これをどう被せるのか。
先ほどの記事に載っていた写真を拾ってみました。

まずは全体をシートで覆う一般的な掛け方。

珍しいところでは、トラ90000が足りないときに、すのこをめぐらしてパルプ材を積みシートで覆う例もあったそうです。妻側のシートのおりこみ方がよく判ります。
今日は、全体を覆う一般的な掛け方を試してみます。

シートの裏側に両面テープを貼ります。両面テープは、妻板のてっぺんの長さ程度に切り出し、シートの長手方向の端に貼り付けます。

ナンバーの上に両面テープを貼り付けます。ナンバーが隠れないようにシートを貼り付けます。

シートの形を整えて、リード線でしばりました。
この状態で、水性ボンドの水溶液を染み込ませます。固まったらリード線は外します。
時間の関係で完成状態をお見せできません。
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コメント
懐かしい写真と記録に出会えました。
忠実な再現になりますね。
資料にある貨車のシートの本物を持っています。
投稿: | 2022年5月30日 (月) 午前 06時41分