185系フルフルの整備
185系フルフル編成は、シュプール号運転10周年の記念として、1994年末に登場した塗装変更車です。
1995年の3月頃までシュプール号として活躍し、その後新特急の運用にもどったのち、リレー号塗装に戻されました。
マイクロの製品化は早く、私の持っているのは1999年製。サロに動力が入っている製品です。
実は、フルフル編成のシュプール上越号は、サロを抜いた6連×2で運転されまして、動力をモハに移しませんとシュプール上越号として運転できません。
そもそもサロに動力というのもおかしな話ですし、動力ユニットを隠すために窓ガラスの内側が黒く塗られているのも気になります。
さらには、2本あるフルフル編成のうち、1本のサロはフルフル塗装になりませんでした。
いつかは手直ししたいと思っておりましたが、最近踊り子新塗装が発売されてASSYパーツが手に入りやすくなったうえ、リレー号サロ単品が手に入ったので、こちらのホームページの1h工作の記事を参考に、加工してみました。
動力ユニットは、EXPRESS185を14両化したときに、片方の編成から除いたものを流用しています。
トレーラーについても床板をKATOのASSYパーツに取り替え、KATOの台車とKATOカプラーが使えるようにしました。
サロは、前記記事にあるように綿棒に薄め液を含ませて、塗料をふき取ります。
綿棒10本で大方綺麗になりました。
床板をASSYパーツに代えたため、新たにストッパーをつけます。丸棒を4つに割った形状の素材を見つけて使用しました。
モハ185は、パンタと避雷器を取り替えます。
製品のパンタと避雷器はしょぼい形状。これをKATO製に交換します。
パンタは11-420の新仕様のものを用意しましたが、後述のように取付穴をあけるのに苦労します。
ガイシの下に取付足のあるTOMIX製を用意して、パンタ台に穴をあけるほうが、簡単かつ綺麗に仕上がると思います。
車体裏側の突起も、パンタ取付穴をあける際に邪魔になるので削り取りました。
そのうえでパンタ取付穴をあけますが、元のパンタ固定用の穴に近接した位置なので、穴と穴がつながってしまいました。このため差し込んだだけでは固定されず、ゴム系接着剤のお世話になるハメになりました。
やはり手を抜かずに元の穴を埋めてから加工するべきでした。
避雷器は取付穴を1.5mmに広げて取り付けます。
続いてクハ185は信号炎管の交換と列車無線アンテナの取り付けです。
製品は、金属製の信号炎管がついていますが、形状がいまいちです。
KATOの余りパーツを使用しました。先頭部もすっきりしました。
参考にした記事では、前面ガラスパーツと一体になった特急エンブレムを削って、ASSYパーツに交換していますが、ライトを固定した時に接着剤が前面窓パーツに回ってしまったようで取り外せなくなってしまいました。車体に取り付けた状態で削るのは怖いので交換をあきらめました。
一通り加工が終わったのですが、何かしっくりきません。JRマークがついていませんでした。
鉄道ファン1995年3月号に載っていた実車の写真を見ますと、グレーのマークがクハの腰板部分後方についていました。そればかりか前面窓向かって右下にも白のJRマーク。
最近の製品は印刷済みなので、JRインレタはずっとお蔵入りです。
使えるかどうか不安でしたが、さすがKATO製。購入当時と同じようにサクサク転写できました。
前面は手すりにかかる部分でカットし、転写。 ようやく加工が終了しました。
シュプール上越の12連と新特急運用に戻った後の編成です。
塗り替えられなかったサロを挟んだ編成が面白い。
↓私も参加しています。
よろしければ、クリックをお願いいたします。↓ ![]()
| 固定リンク
「3000 車両の工作」カテゴリの記事
- KATOモハ456の動力交換(2022.11.20)
- ED18のグレードアップ(2022.10.23)
- TOMIXのEF30をレストアする。(2022.05.30)
- クモヤ143湘南色を事業用車色に塗り替える。(2022.05.08)
- KATO EF15最終型再生産(2021.12.03)
「34185 185系」カテゴリの記事
- 185系リレー号(2022.07.20)
- 185系200番台JNR仕様の整備 2(2022.04.24)
- 185系リレー号の整備 1(2022.03.27)
- 185系200番台JNR仕様の整備 1(2022.03.09)
- 国鉄185系のヘッドマーク(2021.03.10)









コメント