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全線制覇のパワーパックにする

 昨日の超閉塞区間は、固定レイアウトというよりは、大掛かりなお座敷レイアウト向きだったように思います。配線は簡単なものの、編成長によっては8畳間いっぱいのスペースが必要で、しかも列車の運転順を変更できないという不満が残ります。

 やはり、固定レイアウトでいろんな列車を動かすなら、ヤードを整備した方が得策です。

 ヤードがあれば、留置線の数だけ、いろいろな列車を走らせることができるのは、言うまでもないこと。
 問題は、煩雑な入換でした。列車がエンドレスを一周するたびに、ポイントを切り替え、走ってきた列車を収容し、次に走らせる列車を引き出す。パワーパックも頻繁に前後進を切り替えねばなりません。かなり忙しい。
 そのうえ、入替中に脱線事故でも起きようものなら、楽しむどころかイライラするばかり。ゆったり列車を眺めるどころではありません。
 
 

 そこで、入換を容易にするための方策です。

 その1 1個のパワーパックで本線および留置線のすべての線路を制御できるよう配線すること。

 市販のレールセットは、上り線、下り線にそれぞれパワーパックを割り当てています。お座敷用ですから仕方ないのですが、この割り当てでは、上り線から下り線に渡るときにはモーター車がギャップを通る際にギクシャクして面白みが半減します。

 スイッチ操作で、1個のパワーパックからすべての線路を制御できるようにすることは必須です。したがって、コントロールボードの作成が必要ですが、固定レイアウトですから、苦にはならないでしょう。


 その2 コントロールボード上で、列車の進行方向とどのパワーパックで運転しているかが判るようにすること。

 列車の進行方向は、通常パワーパックの前後進スイッチで決めますが、これですと上り列車は前進位置でも下り列車は後進位置になってしまい、混乱します。
 パワーパックのスイッチは常に前進位置に置き、留置線に入れるなど、本当に列車がバックしなければならないときに、後進位置にチェンジするようにしますと、混乱しません。

 そうするためには、コントロールボード上に、どちらの方向に走らせるかを選択するスイッチを設けることになります。そして、そのスイッチが倒れている方向に走るよう配線すれば、電球などを点灯させなくても、進行方向が判ります。

 また、これだけでは、1個のパワーパックしか接続できませんから、パワーパックの選択スイッチを設けることになります。

 ここまでの説明を配線図にしますと、
P1000622
手書きで見苦しいですが、緑の枠は6Pスイッチです。
 パワーパックとフィーダーの間に6Pスイッチを2個挿入し、1個目でパワーパックを選択し、2個目で進行方向を決定しています。

 さらには、ポイントスイッチもコントロールボード上に設けられると良いですが、コントロールボードを大きくしないとスイッチだらけになってしまって、かえって判りにくくなります。
 むしろ、ポイントスイッチは外付けでも、全部上に上がっていれば、何も考えなくとも正常に運転できる方向にポイントが開いているように配線すれば、混乱することがありません。


 次回は線路配置上の工夫です。


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011 鉄道模型について」カテゴリの記事

コメント

普通にコモンレール&片ギャップのデュアルキャブコンにしないのは?

投稿: skt | 2012年4月21日 (土) 午後 03時57分

 コモンレール?
 パワーパックからの配線をコモンにすることをおっしゃっているのだと思いますが、配線をコモンにすると、パワーパックの前後進スイッチは常に前進固定で、後進にセットすれば、直ちに全線ショートします。
 そして、本文でも書いたように、列車の進むべき方向と現に進んでいる方向を別に考え、コントロールボード上では列車の進むべき方向を示すと混乱しなくなります。
 そのためには、現に列車の進む方向は、パワーパックの前後進スイッチを使う必要があります。
 また、いつもの様にパワーパックの前後進スイッチを使って運転できるという意味でも混乱しません。

 片ギャップでは、ON-OFFの選択しかできず、キャブコントロールになりませんよ。

投稿: e231green | 2012年4月22日 (日) 午前 07時58分

複数のパワーパック電源が独立していれば、電位の差が出力電圧になります。デュアルキャブコンの大前提です。
今はDCC全盛だから、かつてのアナログシステムの技術知識を再発見しなければならない時代になったかも。
もちろん、コモンレールでも両ギャップを切り区間ごとのフィーダを介して確実な給電をする場合もあります。

投稿: skt | 2012年4月22日 (日) 午前 08時15分

sktさん
 片ギャップで実験してみましたところ、見事に動きました。また、コモンレール方式も昔のTMSに載っていました。私の電気的知識の浅さを露呈していまい、お恥ずかしい限りです。
 しかし、いまでも、AパックとBパックの+と-がつながったらショートするはずだという感覚から逃れられません。永遠の文系頭のようです。

 そこで、あらためて、コモンレール式の片ギャップを採用しない理由ですが、やはり、分割された区間をどちらに進行するのかを明示できた方が、運転しやすいから、ということになると思います。
 コモンレール、片フィーダーで配線すると、コントロールボードの路線図の上には、パワーパックの選択スイッチだけになり、その区間をどちらに進むのかを示すものがなくなります。

 
 

投稿: e231green | 2012年4月22日 (日) 午後 06時04分

コモンレール方式では、通常パワーパックの前後進切り替えスイッチは車両運転台でのそれと考えて、別にレイアウト上での上り下り方向の選択スイッチを設けます。
実物の鉄道システムになじみのある方ならこの方式の方が概念的にわかりやすいかと思いますよ。

投稿: skt | 2012年4月22日 (日) 午後 08時56分

 古いTMSで見たコモンレール方式では、6Pスイッチはパワーパック1個につき1個で、6Pスイッチとフィーダの間にパワーパックの選択スイッチを挿入する配線となっておりました。

 そうなると、ボード上の各区間に設置するスイッチは、選択スイッチのみで、ボードの路線図上のスイッチを見るだけでは、走り出す方向が判りません。6Pスイッチが上り、下りのどちらに入っているかを合わせて考えて初めて上り方向に走り出すのか、下り方向に走り出すのかが判りますが、それでもそれぞれの区間の上り方向がどちら向きなのかは、判りません。

 特に、一人で同時に2列車を運転する場合、考え合わせないと進行方向が判らないのでは、混乱してしまってよろしくありません。
 あれこれ考えなくても、進む方向が一目瞭然というのが望ましい思います。

 以上は、コモンレール方式では、
  パワーパック
  6Pスイッチ
  パワーパック選択スイッチ
  フィーダー
の順で配線するという理解で書いていますが、6Pスイッチとパワーパック選択スイッチの順番を逆にしても成り立つのであれば、私の考え違いということになります。

投稿: e231green | 2012年4月23日 (月) 午前 05時57分

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