マイクロ製品のメンテナンス
先日、KATOの動力ユニットを例に注油の方法をご紹介しましたが、今回はマイクロの動力ユニットを題材としてみます。
このキハ282は約10年前に購入したものではありますが、普段はケースの中でお休みしていることが多く、走行歴のあまりない車両です。
であれば、新品同様の走行状態を期待できるかというと全く逆で、鉄道模型は定期的に走らせてあげることが走行性能を維持につながります。
もちろん、レーシングカーのようにフルスロットルで走らせたら不具合が生じます。性能いっぱいの走りではなく、性能に余裕を持たせた走りを心掛けます。スケールスピードで走らせていれば問題ないでしょう。
ちょっと脱線しましたが、久しぶりにケースから出して走らせてみましたら、キーキーまではいかないものの駆動音が大きくスローが安定していません。
音の違いを確認していただきたいので、ボリュームを上げてみていただければ幸いです。
それでは、メンテナンスの概要です。
まずは、車体を外し、TNカプラーを外しました。
床下のカバーを外しましたが、モーター軸が露出しません。KATO製品は、この状態で注油できるところが良くできているわけです。
椅子パーツを取り外します。
モーターが見えました。この製品は絶縁用に透明のプラスティックが用いられていますが、多くの製品は薄いゴム状のものが使用されています。このゴムが曲者で多くの場合動力ユニットに貼りついてしまっていることが多いです。その場合には丁寧に引きはがさないと再利用できなくなりますので注意が必要です。今回はブラ製でしたので問題なく取り外せました。
モーターの片側に軸受を隠すようにパーツが挿入されていましたので、これを取り外しました。
スローが安定し、駆動音も静かになりました。
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