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583系旧製品と較べてみる

P1050647
 新旧並んでもらいました。
 左の583系は1983年の設計ですが、基本的な造形は遜色ありません。30年後の製品は高度に精密化し、価格は2倍になりました。

P1050648
 サハネ581-1
 581系と同時に製造されたサハネは、ベンチレータが千鳥配置です。今回の製品の中で残念なのが屋根と一体のベンチレータ。前から見るとシルバー一色で、のっべらぼう。

P1050650
 そして、このセットのコンセプトを決定づけてしまったサロ581。
 1等車ではなくグリーン車です。1等車がグリーン車になったのが1969年6月ころですから、編成全体としてはヨンサントオのときの姿でもないということになります。

 また、編成は、博多方から
 1号車 クハネ581-2
 2号車 サハネ581-1
 3号車 サロ581-11
 4号車 モハネ580-1
 5号車 モハネ581-1
 6号車 サシ581-1
 7号車 モハネ580-2
 8号車 モハネ581-2
 9号車 サハネ581-2
10号車 モハネ580-3
11号車 モハネ581-3
12号車 クハネ581-1
となっていて、号車番号が印刷されてます。
 あたかも、新製当初の第一編成のサハネをサロに差し替えたような車番ですが、

 通常、出場当初の編成は、上り向きから順番に並べられておりまして、
 1号車 クハネ581-2
 2号車 サハネ581-3
 3号車 サハネ581-2
 4号車 モハネ580-3
 5号車 モハネ581-3
 6号車 サシ581-1
 7号車 モハネ580-2
 8号車 モハネ581-2
 9号車 サハネ581-1
10号車 モハネ580-1
11号車 モハネ581-1
12号車 クハネ581-1
という編成だったはずで、製品は順番が逆転しております。581系は特別に下り向きに車番を揃えていたとは思えないのですが…。

 これで、3号車を差し替えると、サハネ581-3が残って2が外れることになります。

 それから、やはり1969年以降の編成であれば、サロ以外にも差し替えられた車両があって不思議はありません。

 車両の造形はピカ一のKATOさんですが、時代考証にはまだまだ改善の余地があるように思います。

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追記です。

 1969年以降であれば、サロ以外にも差し替えられた車両があって不思議はありませんと書きましたが、1969年以降どころか、新製配置後数週間で差し替えがあったものと思います。

 国鉄の電車特急の編成で、新製時の番号が揃ったものはほとんどありません。
 南福岡の581・583系はもちろん、新潟の183系1000番台しかり、仙台の485系も、青森のそれや583系も同様でした。きわめて例外的に幕張の183系0番台は新製時の編成が保たれていました。

 新製時の編成が崩される原因は、予備車の存在です。運用中の車両は積算走行距離が増えていきますが、予備車は増えません。したがって、走行距離が平均化するように、一定距離を走行した車両は編成から外して予備車に回し、それまでの予備車を組み込んで運用したはずです。
 よって、特急電車の編成は、どんどん変わっていくことになります。

 幕張の183系0番台は、海水浴シーズンの需要に合わせて編成が用意されていたので、それ以外の時期には編成が余り、一部はあずさに運用されていました。すなわち、幕張では編成単位で予備があったことになります。したがって、編成を順番に運用していけば、走行距離は平均化していきます。であれば、編成の組換えという面倒なことをするはずがありません。

 というわけで、1967年に南福岡に配置された581系は、遅くとも数週間後には編成が組み替えられ、1969年以降に、今回の製品のように新製当時の番号が揃っている状態はありえないし、奇跡的にそういうことがあったとしても数週間後には崩れた、ということになります。

 これまで、特急の車両番号がばらばらなのが不思議でしたが、ようやく理解できました。

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620 製品の感想」カテゴリの記事

コメント

仰る通りその時代の編成を再現するのは重要だと思います。
ただ最近の鉄道模型ファンの多くは形に拘りすぎていて、肝心な走行性能には無頓着な方が多い様に見受けられます。
今回の581系も!?如何ですか?
PWMパワーパックでは本来の性能が出ませんので昔ながらのアナログパワーパックで是非検証してみてください。
多分ロケットスタートになるのではないでようか?
KATOは一昔前の走行性能から程遠く劣化してますよね。

投稿: 本来の鉄道模型が大好き | 2013年12月23日 (月) 午後 07時17分

 アナログのパワーパックというのは、レオスタットで電圧を制御するタイプのもののことでしょうか。
 そうだとすると、試していませんのでラビットスタートかどうかはわかりません。
 購入時の試運転はtomixのN1でしたが、スローが良く効いて非常に満足しています。
 家で運転するときはKATOのKM,KC1ですがこちらも同様です。

 ラビットスタートだったのは、キハ35系でしたが、こちらはコンデンサがいたずらしていたからでしたね。

 D51やC56もラビット気味ですが、こちらは走行性能がアップして、これまで起動しなかった電圧で動き始めてしまうのではないかと思います。

 キハ35系はともかくとして、性能が劣化しているとは思えないのですが、いかがでしょう。

投稿: e231green | 2013年12月24日 (火) 午前 04時06分

はじめまして
今更ですが、手元に資料がありまして、昭和42年10月現在の編成ではモハは下りから順番になっています。ヨンサントウでは3号車のサハネ581ー2をサロと差し替えて製品の編成になりますね。カトーの編成は正しいです。
模型を眺めながら実車の資料を見て一杯やるのが楽しみなんです。

投稿: とおりすがり | 2014年5月24日 (土) 午後 08時46分

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