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クモヤ193系を牽引車に

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 N集回線のメンテナンスは、マルチクリーニングカーを利用しています。

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 一世代前のEF81やPFに牽引させていましたが、色味の全く違う車体ではクリーニングカーが際立ち、掃除機が走っている感は否めません。

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 TOMIXのクリーニングカーの歴史は古く、こちらは1981年に発売された193系クリーニングカー。ぼろぼろの外箱が歴史を物語ります。

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 しかし、やすり状の車輪でレールをガリガリ削るので、マルチが入線してからは出番がありません。クリーニング台車をトレーラー台車に交換して、試運転列車として走らせるのが関の山でした。

 そこで思いついたのがマルチの牽引車とすること。色味的にはぴったり。
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 試しに間に挟んでみたところ、掃除機感がやわらぎます。

 難点は、クモヤ192が動力車どころか死重になってしまうこと。せっかくモーターを積んでいるのですから、これを牽引力として活用したいものです。

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 動力ユニットを分解してみました。上がクリーニングカーであるクモヤ192の基盤。四角いICがついています。これは、線路の極性にかかわらず一定方向にモーターを回転させる回路だそうです。これが付いているため、トレーラー台車を動力台車に振り替えても、前進しかしません。

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 ICは取り払ってリード線で接続し、クモヤ193とおなじ基盤にしました。

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 次にスプリングウオームを付け替えます。クリーニング台車は運転台側なのでウオームも前側にしか付いていません。
 運転台側の台車を動力付にできればよいのですが、クモヤ192の前台車はクリーニング機構のため特殊なギア構成になっていて、動力用のギアを組み込めません。しかも実車はTR69なので、できればそのまま残したいのです。

 鶴首ピンセットをテコにしてスプリングウオームをはずしたら、高価なピンセットがひん曲がってしまいました。安易な流用は禁物です。

 ウオームの取り付けも終わり、クモヤ193の後部台車を取り付けたところ、ちゃんと走ってくれました。
 クモヤ192の後部台車はDT32ですが、ギアが入っていませんので調達してくる必要があるのです。

 ここから予想外の展開となり、試行錯誤の連続となってしまいました。このため写真がありませんが悪しからずご理解ください。

 試しに、スプリングウオーム仕様の485系の台車を試してみました。これでうまくいくのであれば動力台車を買ってきて済ませようという魂胆です。
 ところが、TOMIXの動力ユニットは改良を繰り返しているようで、同じスプリングウオーム台車でも車体への取り付け部が異なっていてだめでした。

 さあ困りました。当鉄道の電車はほとんどがKATO製なので、流用できるギアがありません。中古屋でジャンクの193系を手に入れ、クモヤ192に193のユニットを組み込んでしまおうとか、短編成のディーゼルカーの片側の台車からギアを抜いてしまうとか、いろいろ検討しましたが、中途半端な解決になってしまいます。

 ところで、クモヤ193が牽引車になるのであれば、EF81は御役御免です。EF81のパーツを流用できるのであればそれでかまいません。

 トミックスの台車のギアは、ウオームと噛み合う大きなギア、大きなギアと噛み合う小さなギア、そして車軸のギアの三つで構成されています。

 クモヤ192のDT32には、ギア付の車輪が付いていましたので、車軸のギアはクリアです。

 小さなギアは、EF81のものが使えました。電気機関車も電車も同じギアを使っていました。これで小さなギアもクリアしました。

 問題は大きなギア。電気機関車用は電車用よりも直径が大きくて使えません。いよいよディーゼルカーのギアを使おうと分解してみたところ、ギアの軸受けの仕様が違い使えませんでした。

 どうしたものかと困っていますと、ふと、クリーニング台車に目がとまりました。この台車の大きなギアは当然使えます。もうクリーニングはしないので、ギアを取り去っても問題ありません。

 ということで、大きなギアはクリーニング台車から調達してクリアしました。

 クモヤ192の動力は後部台車のみですが、それでも十分な牽引力を発揮してくれました。これまで、カーブや渡り線ではもたつきがみられましたが、前後で牽引するようになって解消しました。

 入線後30年を経過して、193系は周回線上に常駐する車両になってしまいました。

 クモヤ143も同じような色味ですので、こちらも違和感無く使えると思います。おまけに、クモヤ143は中間にはさんで運転するのが本来の姿ですから、いっそう違和感がなさそうです。

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