最期の115系と昔の三島駅
一番電車で7時前に高崎に到着。
水上行は107系でしたが、
115系を楽しんだ後は、7:48の熱海行きを乗りとおします。
上野5:43発823Mが、
折り返し熱海行きになります。熱海発黒磯行きには及びませんが、こちらも3時間55分の乗車時間です。
最寄駅から乗車する際、熱海行は着席できないのですが、
始発の高崎では私も含めて6人ほど。
どのへんで満席になるのか見ていたところ、深谷を過ぎると窓側の席がほぼ埋まり、熊谷では空席の方がすくなくなりました。この状態では最寄駅で座れなくなるはずです。
出発後1時間で鴻巣駅。次の北本駅で
特急の通過待ち。こんな写真ですみません。
特急が先に行くのは良いのですが、この特急は桶川と上尾に停車し、しかも、駅の前後で減速を要する2番線に発着するため、後続の普通も影響を受けてのろのろ運転。そんなら宮原で抜けばよいのに。
出発後2時間で東京駅。東京付近は台風の影響で大雨でした。10時35分大船着。今度は踊り子の通過待ち。出発後3時間で茅ヶ崎。雨があがり、
青空が垣間見えるようになりました。
そして、国府津で2番線に入ったと思ったら、マリンエクスプレス踊り子に抜かれました。新幹線開通前は、いやになるほど特急通過待ちをしたものですが、最近では1本あるかないか。今回の乗車では昔の長距離鈍行の気分が味わえました。
4時間かけて熱海に到着。211系とE233系の並び。週明けから高崎もこういう風景になるわけです。手前に写っている211系に乗って沼津に向かいます。
20分ほどで沼津に到着。これから乗車する御殿場線の313系3000番台。KATOの製品がありますが、実物はダブルパンタになっています。
昔の三島駅というのは、沼津から2つ目の
下土狩という駅です。
丹那トンネル開通前は現在の御殿場線が東海道線でした。その面影がなにかしらあるのではないかと期待していましたが、駅舎は近代化され、
ホームから見える民家がかろうじて昔の風景といえますが、数歩移動すると、
いろいろ探していて唯一遺構といえそうなものを見つけました。
駅舎の手前の低いホーム。使用されなくなって改良されることもなく今に至るのではないかと。しかし、何かの工事が始まっていて壊されるのは時間の問題のようです。
拡大してみると、
その由来が記されています。伊豆箱根鉄道もこの駅まで乗り入れていました。
井上靖の小説「しろばんば」「夏草冬濤」にこの駅の記述が出てきます。それで一度見て見たかったのですが、今から100年ほど前、大正時代の話ですが、小学生の少年から見ると軽便鉄道とはくらべものにならない大きな怪物が轟音をたててホームに入ってきたのだそうです。
おそらくマイクロが製品化している9800型あたりだと思いますが、確かに軽便の機関車からみれば、マレー式の9800は大きな怪物と映ることでしょう。
9800が入線してくるところを想像しながら、
沼津行きの電車を待ちました。
100年後の列車は、冷房の効いたワンマンカー。
沼津から熱海に戻り、前橋行きで帰途につきました。
三島は晴れていましたが、
東方には不穏な雲。台風の影響で豪雨。しかしきわめて局地的で、浦和では前も見えないほどなのに南浦和と北浦和では全く降っていませんでした。
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コメント
ブラタモセブン(ブラタモリをもじったもの)の「駿豆線 下土狩 廃線跡」のYoutubeはいずっぱこの旧三島駅(現下土狩駅)から広小路駅近くまでの廃線跡を取材したのです。参考になると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=80bRdBM9VVs
投稿: 吉田隆之 | 2019年1月10日 (木) 午後 03時06分