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価格と走行性能 ~古いTMSから4

 1972年10月号のTMSに、精密さを極めるという方向とは別に走行状態を改善するという方向も大事ではないかという記事がありました。


 曰く、「近頃の製品で言うなら、その価格は第一にディテールの程度に比例しているようである。

 だから高価な機関車だから走行状態もよいとは、必ずしも言いきれない。

 また、ディテールが豊富ということは、形態が良いのと同じではない。形態が秀れていても、ディテールは余りついていない安い車両もあるし、その反対も多いのである。

 実物のディテールが少ない古典機は別として、一般的に価格は、ディテールと最も関係が深いように思えるということで、これはロストワックス製品が高いことにも関連があろう。」


 「数年前からのディテーリング記事の影響もあろうが、近頃は既製品やキットに一段とディテールを施して高く売るというのが進出してきている。

 これと同様に、モーターを始め走行関係も改善するビジネスが出てきても良いのではないか。自動車でいえば、チューンアップに当たるわけである。

 一般的に言うと、1万円以下のロコも2万円以上のロコも、モーターはそれほど違わぬ品質のものがついているのだから、おかしいと言えばおしなもので、モーターを更にハイクラスの調子に直すとか、ミニチュアベアリングを同軸やウオーム軸に入れ込むとか、いくらでも直すことはあろう。」


 ちなみにこのころの天賞堂のC59ブラス完成品は、25,600円であり、カツミの廉価シリーズのC59完成品は11,000円でした。


 44年前の記事ですが、現代にも通じるところがあります。精密な模型の記事はいくらでもありますが、走行性能向上の記事というのはめったにお目にかかりません。

 昔に比べれば走行性能は格段に改善されましたが、既製品を走らせていて思うことは、列車の発進時、停車時のコントロールがなかなか難しいことです。
 モーターが回転しだすとあっという間に高速走行になりますし、じわっと停車させたいのに、減速の限界に達するとピタッと止まってしまいます。


 KATOのSLは非常にスローの効く製品ですが、さらに上の走行状態を期待します。


  


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