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EF66を走らせる 3

 鉄道ピクトリアル2022年2月号EF66特集の中の、貨物輸送から見たEF66という記事を模型で再現しています。

 今回は、コキ50000が登場する1971年からレサ10000が用途廃止となった1986年までです。

 

 1969年4月のフレートライナー導入時から10tコンテナの利用が開始され、私有コンテナ制度の導入により、トラック業者による路線貨物のフレートライナー利用が進みました。

 ところが、コキ5500やコキ10000には、10tコンテナを2個しか積めず、輸送効率の落ちる事態を生じました。そこで、1両に3個の10tコンテナを積載できるよう車長を延ばした

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コキ50000が開発されました。

 ところで、岡山のトラック業者が最初にコンテナを利用したとどこかに書いてあったので、福山通運のコンテナを載せてみましたが、よく見るとコンテナに会社のホームページアドレス。このコンテナは2000年前後のものでした。

 

コキ50000は、電磁弁を使用せずにブレーキ作用を強化させた応荷重装置付ブレーキを装備し、時速95キロの高速運転を可能としました。

 コキ50000は、1971年10月のダイヤ改正で、従来の急行貨物列車を特急貨物列車に格上げして投入されました。これにより最高速度の違う特急貨物列車ができたので、最高時速100キロのものは特急貨物列車(A)、95キロのものは特急貨物列車(B)と区別することになりました。

 EF66は特急貨Aだけでなく、

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コキ50000で組成された特急貨Bの一部もけん引するようになりました。

 コキ50000の増備により、1973年10月のダイヤ改正では113本もの特急貨物列車が運転されるようになり、そのけん引のために11両のEF66が増備されています。21~31号機で、

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KATOの後期型にあたります。

 さらに山陽新幹線博多開業の1975年3月ダイヤ改正では、東海道山陽線の高速貨増発、東北山手貨物線の貨物列車増発名義で、32~55号機が増備されました。東北山手貨物線増発用のELは、EF66を下関に新製配置し、

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EF65PFを宇都宮に転属させて行われました。

 EF66は、その両数増加により、特急貨物列車のみならず、

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急行貨物列車や

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普通貨物列車までけん引するようになりました。

 また、コキ50000の増加に伴い、これに対応するC20コンテナが増加し、特急貨Aのコキ10000系にもこれを搭載可能とする改造工事が行われました。TOMIXのコキ10000は改造後の姿を製品化しています。改造されたコキ10000は、全車改造が完了するまで、車番の頭に2を付けて区別していました。改造されたものの、コキ10000にはC20コンテナを4個しか積めず輸送力が劣るため、東京大阪間のコンテナ列車は特急貨Bとし、山陽九州方面に特急貨Aを充当しました。

 

 1978年10月のダイヤ改正では、それまでの運賃値上などの理由で荷主の鉄道離れを招いてしまい、列車本数の削減が行われました。列車本数の削減に伴い、特急貨Aに併結していたワキ10000を特急貨Bに併結することになり、ブレーキ装置を改造したワキ50000が登場しています。なお、この改正から特急貨A,Bという種別が高速貨A,Bに変更されました。

 いったん本数を減らしたコンテナ列車でしたが、1984年、車扱貨物列車のコンテナ転換により、本数を増加するとともに、鮮魚輸送の冷蔵コンテナ化も進みました。

 そして、1985年、はやぶさにロビーカーを連結したことによる列車重量の増加に対応するため、

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EF66がブルートレインをけん引するようになりました。

 そして翌1986年にはレサ10000を用いた鮮魚冷蔵列車が廃止されています。

 

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