KATOクオリティとその隙間6
KATOクオリティにて素晴らしい製品は多々あり、その素晴らしさゆえにマイナーチェンジした派生製品も人気があるところです。
例えば、
レジェンドコレクション151系から派生した
181系「とき・あずさ」「あさま」。
しかしながら、派生するバージョンがありながら、放置されている者もちらほら。
その筆頭にあげたいのは、
111系湘南色の塗装違いの横須賀色。
1980(昭和55)年まで、東海道線と横須賀線は、東京・大船間で同じ線路を走っておりました。東京駅では横須賀線の電車の横に東海道線の普通電車や伊豆、静岡方面の急行列車、夕刻ともなれば、さくら、はやぶさとブルートレインが発車していきます。
そんな情景に不可欠な横須賀色。
もっとも、最重要路線である東京口には、地方路線の電車化名目で製造された新車が配属されて、当該地方路線にはお古が回されることの繰り返しで、1972(昭和47)年ころには、 先日新発売となった113系1000番台(グリーン車は普通のサロ)が席巻する状況でしたが、それ以前は、111系、113系が、ブルートレインや153系急行と肩を並べていたのでした。
115系は、横須賀色から発売になって、いまだに湘南色0番台は発売されていない状況なのに、111系横須賀色が製品化されないのは、上記の事情であっという間に消えてしまい、地方に転属した111系は湘南色に化粧直しされてしまったからでしょうか。
いずれにせよ、
KATOさんの気が変わればあっという間に製品化できる111系横須賀色は、もっとも埋めやすいKATOクオリティの隙間かと思います。
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