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国鉄羽越本線貨物列車セット入線

TOMIX 98866 国鉄羽越本線貨物列車セット

 セットに含まれるタサ5700が欲しくて入線決定となりました。

 LPガスタンク車といえばタキ25000ですが、小中学生の頃見たのはタサ5700。黒い車両のなかで1両だけグレーの車体が印象的。タサ5700は是非とも編成に加えたいと思っていました。

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 製品に戻って、説明書曰く、「国鉄における貨物列車は操車場ごとに貨車の増解結を繰り返しながら走行する「ヤード集結型輸送」が主流でした。「ヤード集結型輸送」では様々な積荷や行先の貨車が方向別に1列車に仕立てられており、バラエティ豊かな貨物列車の編成となっていました。

 したがいまして、羽越本線貨物列車セットという製品名ですが、このまま信越線から上越・高崎線、さらには東海道本線を走ってもおかしくはありません(但し、秋田港駅常備のタキ5200に東海道線の運用があったかは不明)。

 また、編成順もバラバラでOK。もっとも、LPガス専用タンク車は車掌車の直前に連結されていたように覚えています。

 

 セットされている車両は、

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レ12000×2(12004,12960)

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トラ40000×2(40222,40604)

トラ40000は、廃業してしまったKAWAIさんが製品化していましたが、TOMIXでは新製品

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ワラ1×2(4364,8287)

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タサ5700(25741)

 Nゲージ完成品では初めての製品。既発売のタキ18600の車体台枠にTR41台車を組み合わせて再現。手すりの形状が実車と違うそうですが、気にしません。

 また、本セットは、羽越線電化(1972年)前、DD13がけん引していたころの編成を想定しているので、次のタキ5200とともに、化成品分類番号はありません。化成品分類番号は1979年から表示されるようになりました。

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タキ5200(5221 秋田港駅常備)

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ワム90000(91742配給車代用)とヨ5000(14491青森操駅常備)

 このセットは、羽越線電化(1972年)前の設定ですが、配給車代用ワムとヨについては、時代設定が違うのではないかという疑問があります。

 まず、配給車代用ワム

 ワム90000は、1970年当時、ワム80000と並んで有蓋車の主力形式であり、それぞれ約18,000両くらいが在籍していました。しかもワム91742は、戦前製ワム23000の改造車ではなく、新製車。

 ワム50000などもっと古いワムがたくさんあるのに、主力で車歴の若いワムを配給車にしてしまうのか?するとしても、ワム80000が大量増備された昭和50年以降では?

 

 次に、ヨ

 妻板と運用板に白帯があり、石油ストーブ装備車です。

 所属が青森操駅となっており、寒冷地のヨですから最優先で石油ストーブに改造されたのだと言われれば、十分ありうる話だとは思いますが、そうだとしても、改造第1号的な珍しい存在ではないかと。

 1972年ころであれぱ、ダルマストーブのほうが一般的だったはず。

 さらには、所属表記も「盛アソ」ではなく、大きな「盛」と「青森操車場駅常備」のレタリングの方が、らしさがでたのではないか思います。 

 

 

 

 

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