貨車整備45 側ブレーキ周辺の色差し
2軸貨車の側ブレーキ周辺のパーツは、白く塗装されています。
夜間の薄暗い操車場で、走行してくる貨車に飛び乗ってブレーキをかける操車掛が手すりと足掛け、そしてブレーキてこが見易いように塗装されていたようです。もっとも、足掛けの白塗装は1970年以降に施されたらしく、誠文堂新光社の国鉄客車貨車ガイドブックに掲載されている貨車の足掛けは車体と同じ黒でした。
また、冷蔵車は車体が白いので、レム5000などは手すりが黒く塗られていました。
さらに、側ブレーキは、原則として車体の片側しかありません。
そうすると、操車掛としては、突放されてくる貨車の右側で待っていればよいのか、左側で待っていればよいのかわかりません。そこで、側ブレーキのある側の台枠端梁に白色で ll のマークを入れて側ブレーキがどちらにあるか判るようにしていました。
このあたりを意識して、先日入線した羽越線貨物列車セットの貨車に色差しをしてみました。
ワラ1
車両の右下部に色差ししています。左側が色差ししたワラ1
ワラ1の端梁には、ll がモールドされていました。右側が色差ししたワラ1。
レ12000
こちらも、側ブレーキ周辺に色差し、手すりは白のままとしていますが、実車も白だったようです。
ところで、TOMIXの貨車はおおむね車体と端梁が一体です。普通の黒貨車なら問題ないのですが、レ12000は、車体が白のため端梁まで白くなっています。
写真左が製品のまま、右が端梁をフラットブラックで色差ししたものです。
レ12000には、ll がモールドされていません。
トラ40000
トラ40000にも、ll がモールドされていません。
カチッとしたll を色差しできそうもないので、薄いシールを1mm×0.5mmに切り出して貼り付けました。
引き続き、ウエザリングを試みます。
| 固定リンク
「370 貨車整備」カテゴリの記事
- 貨車整備 羽越線貨物列車のウエザリング(2025.01.06)
- 貨車整備45 側ブレーキ周辺の色差し(2025.01.05)
- 29-968-8でタキ43000がカッコよくなった(2023.06.11)
- KATOワキ8000のリカバー(2022.04.09)
コメント