かもつれっしゃのうた
YOUTUBEにも曲がアップされています。しかしながら、バックの動画は現代のコンテナ列車が中心で、歌詞にそぐいません。
歌詞には、牛,馬、石炭、大型バスが積み荷として登場し、車掌さんがいつも一番後からというフレーズで締めくくられます。
生きた牛馬の輸送は1960年代後半には終了しています。
牛は、小学生だったころに、東北線を運ばれていくのを見たことがありましたが、それが最初で最後でした。馬の輸送は見たことがありません。
歌詞に出てくる石炭は、無蓋車に積まれてSLが配置された機関区に運ばれるものだと思われます。石炭車は炭鉱から港までの専用列車に使用されておりましたので。
大型バスは、国鉄バスの広域運用の際に輸送されたそうで、夏期に、宮崎や鹿児島ナンバーの国鉄バスが、遠路東北に出張して使用されたようです。その回送がうたわれているのが積み荷の大型バスらしい。
車掌さんが一番後に乗っている車掌車は1985年に使用されなくなりました。
というわけで、昔の8ミリ映画の映像でもない限り、動画を歌詞にマッチさせるのは無理です。
そこで、歌詞にマッチする貨車を用意してみました。時代設定としては1965年ころ。家畜輸送が終焉を迎える少し前です。
牛さんの載る家畜車は、 TOMIX2736 国鉄貨車カ3000形。
これにジオコレの牛を載せました。

牛は枕木方向に15~20頭載せていたそうですが、ジオコレの牛はオーバースケールですのでそんなに載りませんし、胴体を詰めてあげないと枕木方向には載せられません。
また、「カ」の側面に表現されている鉄棒が太すぎて、牛を載せても見えなくなってしまうので、カットして見通しを良くしています。
馬さんの載る有蓋車は、KATO8029 ワム90000。
これに同じくジオコレの馬を載せました。

馬は外が見えると暴れるので、有蓋車に載せるのだそうです。ただし、扉は全開で柵を設けます。
家畜車と違って馬は線路方向に3頭ずつ計6頭が基本だそうです。
また、馬の世話係が添乗します。
2両セットのうち1両は扉をくりぬき、もう1両はニッパーで車体を切り刻んで扉だけにして、二個一で扉全開のワムにしました。
柵はエバーグリーンのプラ板材です。
石炭を載せた無蓋車は、TOMY HN10 トラ55000形無がい車、カワイ KP-213 トラ45000、カワイ KP104B トラ55000。
これに、それぞれジオコレの石炭を積んでボンド水溶液で固めました。

セキにはプラモールドの積み荷の石炭が付いてましたが、手作業で固めた方がいろいろな形になってリアルです。
大型バスを載せた長物車は、TOMIX2739国鉄貨車 チキ7000形。
これにバスコレ第2弾の国鉄バスを載せました。

バスの天井が車両限界を超えるのではないかと思われますが、オロネ10と並べるとバスのベンチレータ分だけオロネよりも高いくらいですので、タイヤから空気を減らして車高をさげれば限界内に入ると思います。
チキ7000は1975年から製造された形式で時代設定に合わないので、1943年から製造されたチキ3000に改造しました。台車はTR20ですが、雰囲気の似ている鉄コレキハ04のTR26を履かせ、車体中央に側ブレーキパーツを取り付けました。
チキ3000は7000よりも車長が1mくらい短いようですが、雰囲気重視で目をつむりました。
転動防止の角材を設置してその間にバスのタイヤを固定しました。
車掌さんには、TOMIX2730 ワフ35000形車掌室付有蓋車に乗ってもらっています。聞きなれない「車掌室付有蓋車」は商品名ですが、要するに有蓋緩急車です。
ジオコレ働く人の運転士のポーズを変えて列車掛になってもらい、窓から列車前方を監視してもらっています。

ワフ35000を選んだのは、窓ガラスの省略された製品だったからで、列車掛が顔を出しているところは窓を開けた状態にし、他の窓には透明プラバンをはりました。また、ブレーキハンドルを紛失していたので、KATOのワフ29500のハンドルを取り付けてあります。
動画も撮ったのですが、オートフォーカスではピントが合わず、何とか見られる動画もマイクロソフトのログインIDパスワードが判らずにアップロードできません。
YOUTUBEがGOOBLE傘下に入る前は問題なくアップロードできたのに、サイトの都合で昔作った、もう忘れてしまったIDを強要されて閉口しています。
一番困っているのがセブンアプリ。
牛馬の載せ方はこちらのサイトの貨車の絵その10を、大型バス輸送はこちらのサイトを参考にしました。
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