筑豊の石炭列車を仕立てる 終

 筑豊の石炭列車、完成しました。

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 完成しましたが、先日トラに付けた標識灯を調べようと動画を見ていたら、混結の貨物列車にセフが車掌車代用で使用されていたり、長編成の混結貨にセラが1両だけ連結されているものを見つけてしまい・・・・無理してホラからセラにしなくても絵にはなったのでした。

 

 

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筑豊の石炭列車を仕立てる 9

無蓋車に石炭を積みます。

用意した無蓋車は、

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トラ55000とトラ70000です。

 

石炭はどのくらい積むことになるんでしょうか。

セラ1は、実容積21.1㎥で積載量が17tなので、1㎥あたりの石炭の重量は0.8tということになります。

石炭の比重は1.2~1.6とされていますけれども、石炭と石炭の間には隙間がありますから、1㎥あたり1.2t~1.6tにはならないということなんでしょう。

トラ55000の積載量は18tですから、石炭を積載する場合の最大容積は18÷0.8=22.5㎥

トラ55000の床面積は18.8㎡なので、22.5㎥の容積にするには22.5÷18.8=1.2m(少数第3位四捨五入)。これを150分の1すると8mmということになりました。

同様にトラ70000の積載量は17tなので最大容積は、21.25㎡

トラ70000の全長は9456mm、全幅は2700mmで床面積は若干割り引いて25㎡とすれば、21.25㎥の容積にするには21.25÷25=0.85m(少数第3位四捨五入)。これを150分の1すると5.6mm

 

ただし、無蓋車の床は若干上げ底なので、あおり戸の高さを基準にする必要があるでしょう。

いずれもあおり戸より1mmくらい高く積めば石炭満載の状態になるようです。

 

TOMYTECの石炭を積んで

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ボンド水溶液で固めました。

 

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 積み込む高さを調べた割に適当な積み方になってしまいました。

 プラスティック整形の石炭表現に比べれば、らしくはなっているかと思います。

 石炭は、積み込んだときは山盛りですが、降ろすときには平たんになっていたそうです。

 輸送されるときの振動でならされるからだそうで、こればっかりは再現するのが難しい。

 

 最後に最後尾になるトラに標識灯を取り付けます。

 

 国鉄末期まで、貨物列車の最後尾には車掌車が連結されていましたが、閑散線区では省略される場合があり、車掌車のかわりに標識灯が取り付けられました。

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 現行の標識板パーツにテールライトレンズを取り付けてまとめてみました。

 トラ70000に取り付けました。

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筑豊の石炭列車を仕立てる 8

 仕上げの塗装を行いました。

 9600は、

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動輪回転塗装台に載せて、

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回転させながらフラットブラックを吹き付けました。

 下回りが落ち着きました。

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 セラ1は、

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ジャーマングレーとレッドブラウンを軽く吹き付けて、褪色感を出してみました。

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 無蓋車にも

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褪色表現。あと3両くらい増やして、石炭を積めば完成です。

 

 とりあえず、今揃っている車両で記念撮影。

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筑豊の石炭列車を仕立てる 7

 仕上げに入ります。

 機関車の光漏。

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エンジン部は穴埋めが必要ですが、テンダーは隙間らしい隙間もないので、黒の塗料を裏から厚く塗って効果をはかります。

 エンジン部の穴埋めは、プラ板を貼り付けて

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ゼリー状瞬間で隙間を埋めて整形しました。

 

 当初、エキポシパテで

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埋めようと思いましたが、該当部分があまりに小さくて(2.5mm×1.5mm)この大きさに成形できず、できたとしとも煙室扉のパーツに干渉しそうだし、干渉をきらって薄くするのであれば、プラ板を張り付けるのと変わりはないということに気づきました。

 

 セラの積・空標記は、

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インレタを調達してきましたが、積4.0 空1.6はセラの標記としてはアウト、タキか何かの標記と思われます。

 といっても、肉眼では判別できない小ささなので、内容が違ってもないよりマシだと思い、

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貼り付けました。あるべきものがある状態になりました。

 荷重、自重も肉眼では読めないなら、適当に貼り付けてしまえとばかりストックを探しましたが、在庫なし。今後の課題が残りました。

 ブレーキテコ関係のステップとか手すりを白く塗りました。これは効果絶大。

 

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筑豊の石炭列車を仕立てる 6

 石炭槽のかさ上げをしたホラ1改めセラ1と、ヨンサントオ前仕様のセラ、セフを塗装しました。

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 まずは、かさ上げしたセラにフラットブラックを吹き付けました。ベコベコ車体の石炭車ですし、おってジャーマングレーで褪色を表現しますので、特急電車のようにムラなくきれいに塗る必要はありません。要は地肌が見えてなければOK程度。

 次に黄帯を巻くためのマスキング

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 たかだか帯でない部分をマスキングするだけですが、単なる箱でなくて多くの面で構成される車体なのでたいへんでした。

 黄色は発色が悪いので、

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グレーの缶スプレーを吹いておきます。

 65キロ制限帯は、青大将のEF58が裾に巻いている黄色と同じ色。

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 FARBEの黄色1号です。

 何回かに分けて吹きました。

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 セフを吹き始めたら、マスキングテープが剥がれだして焦りました。手すりとか突起物が多いセフは、最初にマスキングすべきでした。吹き込みが心配です。

 マスキングをはがしてみたところ、

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石炭槽受けの部分が若干グレーになったり黄色くなったりしてましたが、許容範囲内でした。

 セフの窓には透明プラ板を貼り、下回りを取り付けました。

 かさあげしたセラには

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インレタを貼りました。

 セキ3000のインレタの「キ」を貼らずにトラ70000のインレタから持ってきた「ラ」を貼り付けて、あとは検査標記。

 積、空と荷重、自重のインレタを手に入れて貼り付けたいところ。しかし「形式セラ1」は無理か。

 石炭で汚れる貨車なんで、それらしく見えればokということでこだわりません。

 

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筑豊の石炭列車を仕立てる 5

 テンダのライトを点灯化します。

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 分解しました。ウエイトとテンダの屋根が接着してあり閉口しました。

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 製品は、ダミーのライトが一体モールドになっています。しかもレンズは塗られてない。

 

 KATOのD51 498ヘッドライトZ02-1551を使います。実車では、250WのLP403に交換する際に、それまでの100Wのライトをテンダーにまわしたそうです。498号機用は、一回り小さくできています。

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 導光材の部分が水タンクのキャップに干渉します。

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 切り落として、空いた穴に導光材を通します。

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 現物合わせで、テンダの縁を削り、ヘッドライトをとりつけました。

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 組付けました。

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 導光材の下にLEDが来るようにセットします。

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 ウエイトをカットしてLEDの設置スペースを確保しました。

 LEDは、

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DD16用の7013Gを使います。

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 ライトユニットに集電板を継ぎ足して、9600の集電板に接触するようにしました。

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 テンダーライト点灯しました。が、車輪が浮いて傾いてます。

 マイクロ9600のテンダー集電は、後ろ2軸で行っています。集電板の力加減で最後尾の軸が浮きます。特に前進のときに浮きやすいようで、これが走行性能に影響してました。第2軸のピポット穴をドリルでさらって、上下動に余裕を持たせるとやや改善します。

 いったん組み上げました。

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 KATOのヘッドライトに交換すると洗練された感じになります。

 

 若干光漏れしている部分がありますので、最終仕上げの際に埋めることにします。

 

 

 

 

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筑豊の石炭列車を仕立てる 4

 石炭列車の牽引機9600を整備します。

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 マイクロエースのA9704 9600形-49618 デフなし(九州タイプ)という製品。

 炭庫が前に寄せられて増炭囲いのついた姿。鹿児島線電化後の姿のようです。

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 ヘッドライトパーツをKATOのASSYに変更して、光源もLED仕様とします。

 筑豊の石炭列車の動画を見ますと、逆向きで運転している列車が多いようですので、前連結器は、ダミーカプラーを引っこ抜いてEF66前期型ナックルを差し込んであります。となれば、

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テンダーライトもASSYパーツに交換して、LEDを仕込みたいところです。

 

 車体を外しました。

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第4動輪の上にストッパーがありました。爪楊枝をはさんで下回りを引き抜きます。

 

 前面を取り外しました。

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 ランボードだけでなく、ヘッドライトレンズと煙室部が接着されていて難儀しました。ヘッドライトレンズをこじったところ、外れてくれました。

 

 LEDは、

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KATOのD51北海道形ライトユニット

 このユニットは、集電部を前方にしないと前進のときに点灯せず、後退のときに点灯します。

 もとの集電部を詰めて、

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KATOのボギー車両の床板にセットする集電板を適宜カットしてハンダ付けし、元の豆球の集電ベースに集電板をハンダ付けしました。

 画像左側が元の集電部、右側が豆球がついていた集電板で、ライトユニットの下側にカットした集電板が通っています。

 すこぶる調子が良いです。当鉄道のマイクロSLのLED化はこの方法で行こうと思います。

 

 交換するヘッドライトは、

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 エンジン部のLED化とヘッドライト交換完了です。

 

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筑豊の石炭列車を仕立てる 3

 セラに改造することにしたホラ1は、

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エバーグリーンの144番、1.0mm×2.0mmの帯材を

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37mm長と15mm長に切り出して石炭槽の上に貼り付けました。

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結構簡単にかさ上げができました。

 継ぎ目は

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ゼリー状瞬間で埋めて、

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神ヤスで整えました。

 

 

 

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筑豊の石炭列車を仕立てる 2

 短編成の石炭列車に変身させるマイクロの貨車ですが、どういう貨車なのか調べてみると大きな壁が。

 黄帯付きのセフ1とセラ1はそのまま使い、帯なしの1968年以前仕様のものは黄帯を巻きます。

 問題は、ホラ1とホラ100。

 ホラ1は、麻生産業が発注した私有貨車でカバー付きのセメント用ホッパ車で全18両。

 1967年に

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麻生産業から麻生セメントに社名が変更されました。ところが黄帯のホラ1にはカバーがついておらず石炭の積み荷が表現されています。

 1974年に三井鉱山に譲渡された後の写真ではカバーのない姿を確認できるのですが、麻生セメント時代にカバーはなくなっていたのか。

 疑問があるのであれば表記を消してセラ1にしてしまおう。と思ったのも束の間、

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石炭槽の高さがセラ1より低い。

 

 ホラ100は、セラ1を改造した生石灰に使用するホッパ車で厚狭駅常備。筑豊の石炭列車に連結する車両ではない。

 しかも2両セットのうちの1両は

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ホラ79の標記。

 ホラ100形なのに79という番号はないでしょう。

 

 いろいろ考えた結果、麻生産業標記のホラ1両のカバーを

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麻生セメント表記のホラ1に移して保存車両に。

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 残りのホラ1は石炭槽をかさ上げしてセラ1に改造。

 ホラ79は番号を100~138のどれかにしようと思います。

 

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筑豊の石炭列車を仕立てる 1

 その昔、マイクロエースが2両セットで、筑豊炭鉱で運用される石炭車、ホッパ車を発売していました。

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A3001 セラ1(2両入)

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A3011 セフ1 ホラ1

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A3012 セフ1 セラ1

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A3021 ホラ1(2両入)

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A3022 ホラ1カバー付(2両入)

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A3023 ホラ100カバー付(2両入)

 筑豊に関心があったわけではなかったので、各1セットずつの入線となりましたが、この買い方が大間違い

 

 後にセット売りになったセフ・セラの石炭列車は15両セット。実車は長大編成の専用列車で、上記のような入線では全く絵になりません。

 ということで放置状態にあった車両たちですが、先日石炭列車としては短い編成の動画を見て、これなら編成としてまとめられるのではないかと思った次第。

 長らくけん引する列車のなかった

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九州型9600も相棒を得られるというものです。

 

 5~6両の石炭車と無蓋車を9600が牽引する編成です。

 

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