KATO 1-501 オハ12
KATO 1-502 スハフ12
KATO 1-503 オハフ13




KATOの12系客車です。
1-501という品番からすると、KATOのHO客車の第1号ですね。
確かEF58と同時期に発売されたのだったと思います。
製品の発売された1980年代後半ともなると、12系といえども定期の運用は少なく、本来の目的であった波動輸送が主な用途だったと思います。EF58の牽引するスキー臨とかですね。
ジョイフルとレインの種車としてどんどん改造もされていました。
そのころの発売としてはEF58+12系というのはマッチしていたのでしょう。
そのとき12系が発売にならなかったら、今、製品化されているかどうか・・・・。
旧客と比べれば、面白味など皆無に近いですが、やはり無いとさびしい系列だと思います。
製品は、かちっとした印象です。
何が「かちっと」かと言うと、2本の白帯、アルミサッシ、Hゴムがディテールを際立たせている感じです。
旧客の場合は、全て青一色みたいな印象で、のっぺり感がただようんですが、12系はそんな感じとは無縁です。
ただ一つ難点は、連結面間が広すぎること。この傾向は、35系客車まで続きます。
Nゲージですら実車さながらの連結面間が実現されている現代においては、改善を望みたいところです。
実車の概要
昭和44・45年生の急行形座席車(普通車)で、車長21.3m、定員88のため、座席間隔を大きくとっています。照明は蛍光灯で電気暖房および冷房付です。窓は上半下降・下半上昇のユニット式で、側入口にはドアエンジン付の2枚折戸も受けています。便所・化粧室は出入台の外にあり、内部はFRPの一体ユニット構造で、化粧室には小形冷水器を車側には行き先表示器をとりつけている。台車は空気バネ付のTR217で、応荷重制御付きの新形空気ブレーキ装置、レジン制輪子の使用とあいまって、最高110Km/hの走行が可能となっています。
スハフ12・オハフ13は、後位出入台の外に車掌室を置き、定員を80としたものです。床下には冷暖房用のディーゼル発電機をもうけています。出力は180kVA、燃料タンク容量は1500リットルで6両分の電力をまかなうことができます。車掌室では、列車全体の電灯・冷暖房・戸しめ装置・行先表示器などの操作が可能となっています。オハフ13形式は、スハフ12形式車と電源装置をとりつけない形のものです。
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